心臓外科医が心臓手術を待っているケベック州患者さんが4カ月未満で少なくと12人亡くなっていると警告しています。
1年で何人お亡くなりになっているんでしょうかね?
大雑把に掛け算すればいいってもんじゃないです。
インドからたくさんの看護師がケベック州に移民に来ますが、仏語がネックで他州へ去って行きます。
人手不足なんですが、仏語憲章がある限り外国人の看護師はケベック州で働くのが難儀です。
この待期期間中に亡くなるリスク率が手術に関連する合併症で死亡するリスクよりも大きくなっているようです。悲しすぎます。
最新のデータによると、1057人の患者が手術を待っているらしいですが、2014年の待機リストには700人しかいませんでした。
ナースをやっている友人の話によると、一人で大体7人の患者さんを看るとか聞いたことがあります。
それに専門性が違うから、当然プレッシャーのかかるような現場は人手不足ということでしょう。
夏の間は圧倒的な人手不足で医療スタッフのバカンスが取れないことも予測されています。
手術を問題なく成功させるには専門的な技術を持ったスタッフのチームワークということで、手術室と集中治療室での看護師と灌流技師が不足が主な問題のようです。
このように人の命を預かるプレッシャーのある仕事をヴァカンスを諦めてまでする気はないだろうから金銭的なインセンティヴとスケジュール調整で引き留めるしかないでしょうとのことです。
この手術待機させられた患者さんの一人がフェイスブックなどを利用して手術を急ぐように不平不満をたらした後にその人の手術が施行されたケースもあるようです。
自分を守るの自分しかいない、公の場で大自己主張しかないわけです。
藁もすがる思いでお願いする気が本当にわかります。
ここで生まれてここで育ったら、他所の国に行って手術を受けるというのは難しいです。
医療スタッフ側も全然悪いことをしているわけでもないし、人間だから休息が欲しいのは当たり前、敵に回されないように医療システムの改善を俊足にやらないと、犠牲者が次から次へと出てくるはずです。
一番いいのは病気にならない、予防に徹することが大事です。