凍結状態の雪の上を釣り用ブーツで歩いていたら、見事に滑りました。
ただ滑っただけでなく、左の腕を根元から捻りました。
この腕、先月に関節周囲炎の治療をして、ほぼ回復状態だったのに痛みをぶり返してしまいました。
転んだ直後は大丈夫だろうって余裕だったんですが、ジワリ、ジワリと痛みを感じます。
2回目の関節注射はキャンセルしてもいいだろうと思ってたけど、必要です。
温度が低い時に雪がコンコン降って、この雪が中途半端に溶け出して、パラパラと湿っぽい状態になると、凍結(アイスバーン)になって滑りやすくなるんですが、スノーブーツでも滑るんです。
しかも、ここ2,3年はアプリケーションやグーグルを使ってバスやメトロの乗り継ぎなど外気に触れないように要領よく移動しているので、重いコートやブーツを履かない傾向にありました。
一昨年を含む冬季で、フリースの上着の上に軽量ダウンを着て薄着でした。
もちろん、頭はニット帽の上にフードを重ね、首周りはウールのマフラーで目の下まで囲い、下はレギンズの上にボックス型のスカートを重ね、釣り用のブーツを履いてました。
もしかしたら、北海道在住の方、出身の方やカナダ在住及び厳寒を過ごす海外の日本人の方がこれを聞いたら頭がおかしいかと思うでしょう。
車だったら、問題ないけど交通機関で薄着はいつも時間通りに来ないバスを外で待つときは冷凍美容じゃないかと思うくらい寒いので段取りが外れた時は最悪でした。
今年はそんな狂気な沙汰はやらないことに決めて、厳寒用のコートをしっかり来ています。
問題なのがメトロ、地下道や地下街など熱くてしょうがないんです。
脱げばいいんじゃないかと思うけど、コートを片手で持つのが重くてうんざりします。
モントリオールのシティ除雪係が夜中から明け方までしっかり仕事をしていただくと、スノーブーツでサクサク歩けるのですが、このシティーワークが遅れると積もった雪が深く、釣り用ロングブーツの方が効率よくズボズボと歩けます。
汚水や泥が混じった雪など、気に入ったスノーブーツなど汚したくないから、釣り用ロングブーツで気兼ねなく歩けるのが気に入ってます。
アルミホイールのインソールとアーチを保つスポーツ用のインソールを入れています。
しかしながら、あくまでも釣り用なので、滑り止めのグリップがついていないのは問題です。
過去に凍結の上を小走りしたら、大の字で転んだことがあります。
それでも懲りずに釣り用ロングブーツを履く理由がデザインがシンプルでお洒落だからです。
スポっと履けてスポっと脱げる、そしてどんな湿地帯でもズボズボ入って行けるのが気に入ってます。
スノーブーツはそれはそれで気に入ったものですが、これは末永く履くつもりなので、できるだけ疲弊させたくないんです。
とまあ、割と頑固な私ですが、何とかして釣り用ロングブーツで滑らないようにする方法を考えて解決策を見つけました。
アイスクリーツ(Ice Cleats
私は10$(税抜き)で買ったんですが、実際はピンキリで通勤移動に凍結や圧雪の上を歩く位ならこれで十分だと思います。
値段もピンキリで用途によって設計も変わっているようです。
自然が多いところなど、ちょっと値が張ったアイスクリーツでもいいんじゃないかと思います。
確か10年前にショートブーツに着けて通勤したことがありました。
その頃、メトロ内のアスファルト上を歩くとカチャカチャ音がするのを気になってつけなくなったのです。
すっかり忘れていて記憶の片隅になっていました。
転倒して腕の痛みをぶり返してしまったので、そんなことを言っていられません。
釣り用ロングブーツにスパッとピッタリはまって、何も問題なく歩けます。
今まで転倒していたけど、あれは運が良かっただけだと思います。
良い買い物をしました。