ケベック州がシャットダウンに入る前、賃貸管理会社から一枚の書類が届きました。
感染防止策として3つのオプションで家賃の支払いをしてほしいとのことです。
1.銀行振り込み
2.銀行自動振り落とし又はE-transfer
3.賃貸管理会社にてデビットカードで決財
普段は住み込みの管理人Cさんにパーソナルチェック(銀行小切手)を直接渡すのですが、それをやらず賃貸管理会社の担当者とメールや電話を通してやるということです。
3月25日(4月1日はケベック州では管理人さんが家賃を集めます)
どれもそれほど難しくないですが, 移動をしなくて済むのは2ですが, 個人的に銀行自動振り落としより, 多少は手数料が取られていいからE-transferにしてもらおうとメールで連絡してみました。
同日
担当者S嬢から一方的に銀行振り込みをリクエストされ, Specimen check (スぺシメン・チェック: 別名 Void check /無効小切手と言い, 小切手の前面に「VOID」と書かれた小切手か書類) を添付してほしいとのことで送りました。
銀行にある自分の口座を開くとスぺシメン・チェックなどがPDFになっているのでダウンロードが出来るので、これもメールに添付すれば簡単なことです。
E-transferが希望でしたが、パンデミック後に通常通りパーソナルチェック(銀行小切手)で決財をするという条件を付け加えました。
その後、返事がなかったので賃貸管理会社の担当者S嬢が自動引き落としの手続きをしたものと思っていました。
3月29日
管理人さんCにしばらくは郊外に疎開しているので、ドアノブに何か要件を残さないようにというメッセージと銀行引き落としの手続きは管理会社S嬢が忘れない限り自動引き落としになるから、パーソナルチェックはあなたの所に持ってこないとの旨をテキストしました。
同日
管理人さんCさんから, 完璧です, ありがとうございましたと返事が来たので後は何も考えず疎開先で引きこもり生活をしていました。
ところが、
4月3日
住み込みの管理人さんCから, テキストメッセージが来ていました。
銀行引き落としがされていなかったから、E-transferですぐに支払いしろと言っているのです。
同日
自分の口座には引き落としに十分なお金も入っているし, 実際に会社, サービス・カナダ, ケベック州政府, ハイドロ・ケベックもスぺシメン・チェックを通して決財が出来ているし, 唐突にE-transferで遅れと言われても相手の情報抜きに何も出来ませんよと返事しました。
同日
管理人さんCから, 「それって一体何?」って訊かれたので、E-transferに関して説明する羽目になりました。
こういうことって管理会社と管理人のコミュニケーションの欠如から起こるのでしょうが、管理人さんCさんが私に求めていることの仕組みがいまいちわかっていないようでした。
賃貸管理会社の担当者S嬢はユダヤ系アングロ・ケベック市民でメールは英語になるのですが、管理人さんCさんが生粋のケベコワですが、頑張って英語でテキストメッセージで送って来て私が英語で返しても混乱してしまい、最後にフランス語でテキストしてやっとわかるというのが続き、非常に厄介です。
借主が移民が増えて、彼女がそれに対応しようと必死なので私もじっと耐えてます。
恐らく、彼女はフランス語が話せない賃貸管理会社の担当者S嬢とコミュニケーションがかみ合ってないかもしれません。
同日
賃貸管理会社の担当者S嬢にもう一度スぺシメン・チェックの書類を添付して以下のコメントしました。
賃貸管理会社担当S嬢様
私の管理人が、私の家賃が銀行で引き落としされなかったようで、すぐに家賃をE-transferで送ってほしいと言っています。
あなたのエラーか度忘れしませんでしたか?
このご時世なので、銀行に何日かかるか確認しましたか?
官公庁は同じスぺシメン・チェックで何も問題がありません。
トランザクションも確認しましたが、口座から差し引かれるのに十分な資金があります。
E-transferする前に確認したいと思います。
ボイドチェックのファイルをもう一度追加しました。
あなたが慎重に確認して私へ連絡ください。
それ以来、返事がなかったし、2度もスぺシメン・チェックを送ったのでいい加減分かっただろうと思いました。
ところが、
4月9日
管理人さんCから荒い口調でテキストメッセージが入ってきました。
相当、管理会社から圧力をかけられたのでしょう。
お願いだから、E-transferで家賃を払ってくれと言うことです。
即座にお断りしました。
賃貸管理会社の担当者S嬢から何の返事もないし、E-transferで払った後に銀行引き落としも有りうるから2重支払いを保護させて頂きますと返事しました。
付け加えて賃貸管理会社の担当者S嬢に電話すると言いました。
4月10日
今朝、いやお昼に起きてメールを開けると、賃貸管理会社の担当者S嬢から「遅れてすいません、手続き完了しました!」と素っ頓狂な返事がありました。
なんでこんな簡単なことが上手く行かなく管理人Cさんが私に疑念を持つのだろうかと考えたんですが、やっぱり新型コロナウイルスのシャットダウンでレイオフされた借主が家賃の支払いを渋っているせいでしょうか?
ケベック州では2人に1人(46%)の所有者、つまり大家さん及び賃貸管理会社が4月に未払いの家賃を報告しています。
4月6日までにケベック州の借主185,000世帯が家賃の支払いに遅れています。
ケベック市民は貯金しないのか貯金が出来ないのか分かりませんが、不測の事態を予測して生きていないようです。
私は不安症で日本の家族に何かあったら直ぐに正規運賃で里帰りする準備資金を用意しているし、嫌な職場に長くいるのは好きじゃないので、6か月分ぐらいの生活資金を別口に用意しています。
そんなパーソナルなことは誰もしらないし、家賃の支払いが遅れても想定内でしょう。
しかしながら、賃貸管理会社のS嬢がメールチェックを忘れたと言い訳が出来ないと思います。
いずれにしても仕事が出来ない人にあたったと思って忘れることにします。
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