2週間前からコロナ感染の被害が少ない子供を保育所や学校に戻そうとちらつかせていたのは覚えています。
親御さんがSNSで炎上していて、その話は一旦引っ込めてはいても、ケベック州政府ルゴール首相がまた集団免疫の考案を提案しているようです。
どっちみち、米国と同期でモノやコトが進むので、ピークに達した米ニューヨーク州のクオモ知事が行っている抗体検査の結果を見ながら、ケベック州でもどうかと比べているのだろうと思います。
ニューヨークシティなど3000人ほど無作為に抗体テストをやった結果、21%で州全体では13.9%ぐらいで、思ったよりは(自然)免疫など獲得できるもんだと思いました。
今後、マスク戦争からワクチン戦争を予想される中、ケベック州はワクチンを手に入れるまで私のような一般市民は2年ぐらいかかるようです。
集団免疫とは
そもそも、集団免疫とは何だろうか?
よく十分な人数が感染するまで待つとか聞くけど、いまいち何でと思うものです。
コロナに限らず、ウイルスなどの感染が拡大し続けて、多くの人らが感染して(自然)免疫などを獲得すれば、ウイルスは新たに宿主を見つけるのが厳しくなり、通常レベル以上に感染症が止まるだろうと言われています。
このような現象を集団免疫と呼ぶようです。
集団免疫効果を得る
■地球上で考えられるのは3つ
1.都市封鎖:
人の移動や3密を制限する一方で検査をしながら感染を防ぐ。
2.ワクチン:
国々で開発されて治験など施されているが時間が1年半から2年ぐらいかかる。
3.集団免疫:
別な言い方をすると、感染して自然に免疫を獲得した人が増えるのを待つ。
それによって集団の中に感染患者が出ても流行を阻止することができる。逆に言えば、ワクチンを打てない人を守ることも出来る。
ケベック州公衆衛生担当ディレクターであるオラシオ・アルーダ氏によると、集団免疫効果を得るにはケベック州民が60%~70%の抗体を発展させる必要があるようです。
もともと濃厚接触の多い慣習があるので体得するのでは容易いような気もします。
Déconfinement: les Québécois devront maintenant s'immuniser contre la COVID-19
Pour éviter une seconde vague de l'épidémie, les Québécois doivent sortir graduellement de leur confinement pour s'immuniser contre la COVID-19.
ワクチンが欲しい
無症状で実は感染していた上に免疫を獲得できたというのが理想的で一番ですが、やっぱりワクチンを売って免疫(抵抗力)をつけて、感染症の発症や重症化を予防したいものです。
カナダ政府はカナダでのコロナウイルス研究に資金を供給するために約2700万ドルを投資しているようですが、いくらお金を投入しようがワクチンにはテストが必要なので1年はかかるでしょう。
その間、移動はやっぱりマスクや手袋など付けるのが常になるので、アジア系に対する偏見などなくなってよろしいと思います。
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