夕方の気温が34℃だったらしく、ニュースを見ると暑くてフーフー言ってるケベコワが目立ちました。
7月になると雨が多く2週間ぐらいは日本のように蒸し暑くなりますが、気温が高くても湿度が低いので、日の当たらない室内にいてば汗が出ません。
ところで、連日ケベック州はコロナの死者を出しています。
水曜日の時点で89人の死者数ですが、総数4228人中の64%は長期高齢者施設で感染したのです。
この日のICU患者が184人と生死と闘っている状態ですが、長期高齢者施設以外の市民は制限解除と同時に経済活動に戻ります。
必ずしもコロナ前のような生活ではないですが、コロナと共に生活します。
一昨日、2018年度にUSとカナダの国境にあるロクサン・ロードにたくさんのハイチ人がカナダへ難民をもくろんでトルドー首相は受け入れました。
あれから生活保護を受けながら、低賃金労働をして難民として永住権を待っていたようですが、ケベック州政府に高齢者施設に労働者として付けられてハイチ人の一人がコロナ感染で亡くなったのがメディアに流れました。
私自身、何で感染問題になっている長期高齢者施設にハイチ人の難民が働いているんだろうと疑問に思っていました。
その時、嫌な予感がしたんです。
恐らく、ハイチ人はハイチクレーオールを話しますが、フランス語を解するのでケベック州政府が人員不足を埋めるために付焼刃で難民を感染の巣掘へ送ったんだと思います。
ケベック州の高齢者は英語を話せない人が殆どです。
何年か前に長期高齢者施設を出入りしている時、介護職員やその他の仕事をやっている人の様子を見て不審に思ったことがありました。
介護職員の仕事って想像できると思いますが、高齢者の排泄、食事、その他は移動や入浴の介助、入浴に行かない日は体をベッドの上で洗います。
ですが、ベテラン介護職員の仕事を見ていても素手でやっている人、手袋を付けても排泄処理を終わった後にベッドの手すりを何度も触り、そのまま別の部屋へ行く人とか見かけました。
部屋に入るときと出る時に消毒液を手に付けるようですが、見る限り入年に手を洗っている様子は見たことはありませんでした。
バスやメトロで医療従事者用のユニフォームを付けて通勤している介護職員も見かけたりもしたので意外と介護職員の倫理的行動規範が緩いのか、教育内容が薄いのかと思っていました。
ハイチ人難民ですが、どうも多くのハイチ人がパンデミックの間に高齢者施設へ労働の糧として送られたようです。
きちんとした書類はなくても、前に介護職をやっていたと主張しただけで、第一線の現場に付けられ、その他は掃除、配ぜん、洗濯などの仕事をやっていたようです。
これらの亡命申請希望者はケベック州政府に用意されたイーストエンドのコンディションが悪いアパルトマンに大人数で住んでいたのもあって、医療従事者経由でクラスター感染が起こったと思われています。
実際、パンデミックの人手不足の高齢者施設にカナダ軍が補助に入り、状況に関するレポートには人員不足による感染拡大,経験不足の人員による医療用防具の不適切な使い方について指摘してあったことが注目されています。
まあ、生きていくのに必死で死者を出すとは思わなかったのか、一般的に複雑なことを考える国民じゃないハイチ人が人権派団体を通して、ことの理解を得た時に自分らが危険にさらされていることを不当に思い、政府に永住権のプロセスを急がすためにデモを起こしていました。
6月中旬から9月中旬まで、介護職員希望者のケベック市民を集め、集中コースを行い、コースを受けている期間は週に760ドルの手当を付けるそうです。
長期高齢者施設で雇用されるとすぐに、初任給は1時間あたり26ドル、つまり週あたり940ドル、年に49,000ドルになります。
最小時給が13.10ドルですから、3か月の集中コースでインスタント公務員って凄いプログラムだと思います。
STMのバス運転手並みの初任給ですが、税金は相当に持っていかれることは言及していないです。( ´艸`)
フランス語圏なので、飛びつくのはフランス語を解するアフリカ
系とフランス語にシフトするのが難しくないラテンアメリカ系の移民と亡命希望者になるでしょう。
第2波に備えての一万人採用なので需要に対して供給がある場合は仕事難民になる可能性もあります。
ただ、看護アシスタントの時間給が21.57ドルスタートなので、ひょっとしたら介護職員が高くなるというのも教育の長さを比べると変な話です。
まあ、今まで介護職員が安すぎて搾取されまくっていたから仕方ないけど、この辺はどう議論されて行くか注目したいと思います。
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