パンデミック以来の遠出、ケベックシティーへ行ってきました。
往復500km、森の中にあるハイウェイを延々と走るのですが、景色が変わりません。
最高速度100kmのはずですが、なぜかメーターを見ると110km、私の横は125kmぐらいで過ぎ去っていく車ばかりで、恐ろしいです。
こういう時の音楽って、アカディアンのアーティストが奏でる曲が昭和女を慰めます。
秋と冬に何回も訪れたことはあるが、夏に行くのは今回初めてです。
本来、サマータイムはイヴェントなどが多く、世界中から観光客で人がいっぱいなのですが、英語を話す人が聞こえないぐらいケベコワ市民だけが市街地を歩いているだけでした。
写真に人が入らないことなんてないのに、どこでも独り占めして撮れるのは不思議な感覚です。
旅人のいないケベックシティって不気味ですよ。
戦場公園(バトルフィールズパーク)、古戦場ですが日中なのに静か、夜は人がいなかったら英国とフランス軍の亡霊にでも見れたら面白いでしょう。
フランス系カナダ人のDNAを調べると、殆どヨーロッパ各国の混血で、イギリス人の血もかなり引いているのに何でお互い戦争を起こして傷つき合うんだろうかと思います。
カナダのケベック州は緯度が北海道の旭川と同じくらいの位置にあるんだけど、夏は30度前後行きます。
みんな暑がって、子供とか噴水を頭から浴びていますが、湿気はないので日差しの当たりが強く、白人は水膨れになる人が多いようです。
男は上半身が裸になる人が普通にいて、あのまま東京を歩いたら尋問されるのではと想像しますよ。
女性は日本人女性と真逆でとことん日焼けを楽しみますね。
ぜんぜん警戒せずに芝生の上で寝転んでいる様子は写真にはさすがに撮れないけど、老けたら首とローブデコルテがシワシワになるなんてお構いなしところがフランコフォンっぽくていいんじゃないでしょうか。
ラジオからよく聞くアカディーのアーティスト、この曲がお構いなし系女子に似合います。
冬はスノーバード(渡り鳥のように冬になったら暖かい場所に移動する避寒者)じゃないかと思わす老夫婦がオープンカーに乗っていて、腕や肩をむき出しに出して真ピンクの帽子をかぶって通り過ぎて行ったけど、白人のガングロは強烈で引きます。
白髪の上に金髪を染めて黄色に見えるのだけは勘弁!
私はこのカンカン照りに数時間当たって頭痛を引き起こしました。
渡り鳥、旅をするのを連想させる曲と言えば、マリー・ジョー・テリオのこの曲でしょう。
以上、ニューブランズウィック州、モンクトンからケベックに出て活躍しているアカディーのアーティストを聴きながら古戦場の散歩を思い出してみました。