今日、カンガルー島にある野外クリニックで治療されている様子を写真で見て切なくなりました。
Installés dans des caisses de transport pour chats, lovés dans des paniers à linge ou agrippés aux soignants, des dizaines de koalas blessés arrivent chaque jour à la clinique vétérinaire de campagne installée dans une réserve zoologique de l'île Kangourou, dans le sud de l'Australie-Méridionale.
(出典: journal de Monreal. com)
小ぶりの洗濯用のカゴにスポっと入る程度の大きさって、あんまり猫と変わらないサイズなんですね。
本来、こんなカゴにいるはずがないコアラ、相当なストレスがたまっているでしょう。
よく眠るとは聞いてましたが、熱波の続く南オーストラリアで木の小股に乗ってだらっとするのは理にかなっています。
メディアでは山火事で負傷したコアラが人間に近づいて水を飲む様子を見ましたが、無心で飲んでいる様子を見ると、相当に脱水状態になっていたんだと分かります。
鼻がやけどしていて、水を与えていたオーストラリア人が鼻に水をかけていたけど、大して変わらないと思います。
私自身がちょっと軽いやけどをして、水に浸しても痛いんです。
口がきけない動物のことを考えたら、たまったもんじゃないです。
救急医療体も必至だと思います。
オーストラリア政府も治療をする余地がないコアラは安楽死する考えを打ち出しているみたいです。
四つん這いの足が全部やけどって治癒するまで相当な時間が掛かると思います。
リハビリも人間じゃないので、それ相当の準備が必要になります。
全部は助けられないなら、せめて鎮静剤を打つぐらいが精一杯でしょう。
うちに猫が二匹いますが、オーブンやトースターを使うと窓を開けてくれと騒ぎます。
もちろん、猫ですから言葉は話さないんですが、何となくわかるんです。
窓を開けると静かになります。
人間にとって、室内がちょっと咽るくらいは、なんてこともないですが、気道の細く種の違う脊椎動物にとって危機感とストレスを感じるんだろうと想像します。
猫をコアラに当てはめるのは間違いだと思いますが、私たちに馴染みがない野生動物なので環境の変化と生態系の乱れは致命的だと思います。
乾燥した森は人間がちょっとでも火の元を緩めば大惨事が起こる、これはオーストラリアだけでなく、あらゆる国に当てはまるので気をつけたいと思います。
野外クリニックで治療されているコアラの写真を見て、治ったらまたカンガルー島に帰るんだろうと前向きに期待しても、この島の半分は破壊され、80%の仲間を失ってしまってしまった事実は変えられないのです。
種の保存をどうやって立て直しするのかは、オーストラリアだけの問題だけではないでしょう。

