いつも通り仕事に行ってますが、バスのドアが開かないのです。
運転手を見ると、人差し指が後方に向いているので後ろから乗り込みました。
バス運転手の周囲にハローウィン用の危険と書かれているテープがぐるりと巻かれている様子から、離れろという意味です。
意味ないし馬鹿げていると思いながら、私と高齢の爺さん乗客二人だけハイウェイの上を30分間走るエクスプレスは何とも言えない雰囲気でした。
しかしながら、この30分間中に咳が止まらない爺さん、不謹慎にもマスクはしていないし、口で押える様子もなく、これではバスの運転手も行政の勤務命令とは言え、テープで接触拒否は理解が出来ます。
この州は感染している人と医療従事者だけがマスクをするのが慣習ですが、咳が止まらない人もマスクをする人がいないので、たまに赤の他人でも、大声で「口を手で押さえろ!」と注意する人を見かけます。
言われた当事者は気分が悪いだろけど、当然ですね。
こんな時期、高齢者が出歩く自体、自殺行為ですが、それを強要することも出来ないんですから。
事実上、この拒否行為をするバスの運転手がいる場合、バス運賃は無料です。
中には前方から受け入れるバスの運転手さんもいるのですが、感染した方が仕事が休めるからへっちゃらぐらいの感覚かもしれません。
帰りのバスも前方からの乗車は拒否されました。
同じくバス運賃は無料です。
やっと、トルドー首相が新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐために国レベルの追加対策を発表しました。
カナダ市民・米国市民ならびに永住権保持者以外の入国を禁止するようですが、商業旅客機や貨物機の運航にも適用されないようです。
職場の取引先が殆どがUSなので、自分の仕事にあんまり影響ないことが分かりました。
彼氏の方がヨーロッパと南米のフライトがシャットアウトになり、運行中止がガチで3週間になるようなので、その間は失業する可能性があります。
夏2週間、秋2週間のバカンス、冬に2週間の喪中バカンス、春に失業バカンスかよってシャブ入れたら、先週は50時間働いたとマウンティングされました。
それまでケベック州政府を率いるレゴー首相の方がガチで対策が早く、トルドー首相の発表を今か今かと待っている様子で州民がブーイング状態でした。
メディアで
連邦政府を率いるふりをした無責任者が昏睡状態から抜け出しましたと言われる始末です。
過度の思われていた対策が今は不可欠になり手遅れ状態だとケベック州公衆衛生局長のオラシオ・アルーダが宣言しています。
トルドー首相、刑事上過失として告訴されることはないようですが、連邦法には「他人の生命または安全に関する不注意または無謀な不注意」として定義していることに注意を向けると、辞任に追い詰められる匂いがプンプン漂い始めているようです。
ジャスティン君、頑張れ!