白黒テレビ カラーテレビ
もう、あんまり日本家屋の夢を見なくなってしまった。
見るとしたら、現代的な建物で、どこかの施設ばかりで面白くありません。
出来るなら、昭和ベル・エポック(良き時代)に戻りたいです。
7,8年前ぐらいまで、細い足の白黒テレビの前で兄と一緒に白黒アニメを見ている夢を見たっきりです。
白黒テレビからカラーテレビに変換する頃ってアニメの殆どが白黒ででした。
私の頭の中にある白黒アニメにほんのりカラーが上澄みしている記憶があるんですが、これが切りかかったカラーインジェクターのインクのようでノスタルジックでまさに昭和ベル・エポックです。
スマアトテレビジョン
テレビの形も細い足からアンティーク家具のような大きめのカラーテレビが普及し始めたのはその後だったと思いますね。
あの時代、これをみんなはスマアトテレビジョンと呼んでいたそうですが、ダイヤルのチャンネルををグルグル回していましたね。

うちの家族は、みんな面倒くさがって誰かが回すのを期待してました。
ダイヤルのチャンネルを回す人だけが好きな番組を見るイニシアティヴを握ることが出来た時代でした。
左記はスマートフォンをサイドから差し込んでテレビのように見る代物ですが、あの時代にこんな風に見るなんて思わなかったはずです。
まさか、電話で映像を見るなんて誰が想像したでしょうか。
昭和スマアトテレビジョンにスマホを挿入、こんな発想をしたのは昭和生まれの方でしょうか。
その人もきっと昭和ベル・エポックに思いいれがあるはずです。
黒電話 ダイヤル回線
テレビ番組をオンデマンドで見るなんて考えられない時代だったから、このダイヤル回線の黒電話に邪魔されれるのが嫌でした。
当然、録音機能なんてなかったから、母の留守中に電話に出なかったら大変なことになります。
アニメを見ていて放置プレーっていうのがバレます。

電話の子機がクルクルしたワイヤーとつながっていたけど、
配慮の効いた施しだと子供ながらに思ったものです。
長電話されるのを親に嫌がれるので、ダイヤルを回す時は音を出さないようにするのが大変でした。
今じゃ、ダイヤルを回すなんてフレーズを使うことはないです。
ダイヤル回線からプッシュフォンに変わる頃が平成前だったような気がします。
電話の権利とか7万円ぐらいで買った記憶があります。
携帯電話が出た頃は売却する時に1万5千円くらいの価値しかなく、だいぶ損をしていますね。
サザエさんなんか見ていて気づいたんだけど、昭和ベル・エポックというより、昭和ノスタルジーで満載であります。
マスオさんの同僚、穴子さん宅はワイヤレスの電話を使っており、マスオさん宅は未だに黒電話を使用しています。
サザエさん一家は「男はつらいよ」の寅さんと一緒で昭和ベル・エポックで完結していますね。
そんなものを見たことがない人は何を言っているかわからないかもしれません。
ダイハツ・ミゼット
袋小路をバイクのように突っ走るダイハツ・ミゼットは何とも言えぬ昭和ノスタルジックで、脳の海馬に入り込んできます。
思い出せもしなかった昭和ベル・エポックな商店街がまた、切れかけたカラーインジェクタープリントのインクように中途半端に染め、記憶を紐解いていきます。