負のオーラ 場所
よく使う地下鉄メトロ駅リオネル・グルーのプラットフォームに新しいモニターがついて個人的に喜んでいた私です。
前は右上にOAプロジェクターで巨大スクリーンだったのですが、かえって見えにくく、最終電車の時間を見るのに役に立たない代物でした。
ちょうど階段の脇は誰もが降りる時の出口に合わせて電車を待つのですが、頭のおかしい危うい人が必ずいます。
階段付近は負のオーラが立ちこもっていて、いつもどんよりしています。
入り口から既に浮浪者が2人いて、階段を降りると叫びながら歩いている攻撃的な人がウロウロしています。
深夜はあんまり長くいないことをお勧めします。
電車に乗れなくなったら、仕切り直して外でバスを待たなければならなりません。
アトワタまで歩いてもいいですが、ちょっとでも排他的なところを歩きたくないので、深夜なので、素直に空港から来る747に乗ります。
終点後、駅前はいつも必ずパトカーに尋問されている浮浪者がいて、昼とは全く別の世界です。
イスラム恐怖症 攻撃
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出典: Pablo Ortiz/Métro |
先週の水曜日、イスラム教徒の女性、ファティマ・アフマドさんが、顔を覆うベールを着用してリオネル・グルー駅に降りると、イスラム恐怖症と思われる2人の外国人に攻撃されたそうです。
ちょうど冒頭の写真に写っている階段を降りたところですよ。
明日は我が身です。
2人のうち、一人が彼女のニカブを乗り除こうとしたところ、彼女が抵抗して二人に攻撃されたと述べています。
確かに彼女の姿はインパクトがありますが、普通の人なら敢えて近づいてニカブをはがそうとしないですね。
しかも抵抗した女性に暴力で制しようするのが、一歩間違えたら殺害になります。
ケベック政府の沈黙と市民の本音
まあ、今回はケベック市民が攻撃したのでなく、外国人が犯した行為だったので、ケベック政府も出来ることなら、この州は法案21で炎上しているので沈黙していたのでしょう。
それをUQAMの教授、憎悪犯罪の研究を専門とする社会学者ラチャド・アントニウスがイスラム恐怖攻撃に対してケベック政府が沈黙するのを非難しました。
出来たら、私もイスラム教徒及びアラブ系ともめたくないし、関わりたくないので、沈黙します。
SNSのコメントなど見ると、顔は出さないから本音を言う人も何人かいて、大体は下記のコメントに近い意見を述べています。
「ケベック市民も開放的な顔で見るのが基本的な平等な社会であって、顔を隠すことは、男女平等の拒絶と明らかに統合の拒否を示しています。しかしながら、これは決して暴行を正当化することはできません。」
政府は沈黙しても市民が本音を言って代弁しているようなものです。
今の法案下でケベック市民は一般的に、こういう思考で捉えていることでしょう。
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出典: Pablo Ortiz/Métro |
月曜日に被害者のファティマ・アフマドさんは世俗主義に関する法案21を非難しまし、それが彼女の安全を脅かしていると主張しました。
エリザベス・ゴセリン大臣記者によると、移民局長ジョリン・バレットの事務所側はこの攻撃に対して、
「すべての差別的行為をはっきりと非難します。この状況は完全に嘆かわしく、受け入れられません。この攻撃と法案21との間に関連性はありません。法律21は、公共空間での宗教的シンボルの着用を禁止していません!」という声明を述べました。
普通の人はニカブを剥がそうなんて思わないですね。
ただのアホかメンタル病んでいる人だったら仕方ないけど、失礼極まりない!
彼女にも問題をひこ起こす原因があります。
彼女のニカブは見慣れなく、公共空間では違和感を感じますが、法案21では宗教的シンボルを着用するのは守られているので、
誤った被害者意識を持つと、また攻撃されることになります。
ファティマさん、ここは賢くなって身を守ってくださいね!
ケベック州 性別の平等 世俗主義
やっぱり、法案21の認識度にも個人差があって、どうしても朝から晩まで自分の信じるものと一緒にいたい人は、どうしても理解したくない態度が前面に出ていると、平和はやって来ません。
やっぱり、他人の土地なので ケベックの価値憲章案である法案9と法案21の理解は必要不可欠です。
今、ケベック州へ移民したい人はケベック州の価値観テストが義務付けられます。
ファティマさんのような考えだと、ケベック州政府は本気で鉄の壁を下します。