偶然とも言えないBCGワクチン接種国のコロナ死亡者数が少ないと言われて、日本国民はBCGワクチンを打っているから被害が少ないなど話題になっていました。
BCGワクチンと言っても、生まれてすぐに打って、小学校でツベルクリン検査して陰性が出たら、列に並んでハンコ型のBCGワクチンを打たれた記憶があります。
でも、それで免疫を得ても10~15年くらいの効果しかないと言われ、何でこの話題が出たんだろうと気になりました。
遺伝子組み換えBCGワクチン
最近ではそれが本当なのかどうか、ドイツ・スペイン・オランダ・オーストラリアで新型コロナウイルスのBCGワクチン効果を検証する臨床試験が始まっています。
ドイツで行われる臨床試験は遺伝子組み換えのBCGワクチンを使われるようなので、我々日本人が子供の時に打った生ワクチンではないようです。
BCGワクチンは結核症のためだけじゃなくガンの治療に使われていることもあるので、大人用が存在するということなんでしょう。
BCG説 日本で死者が少ないのはナゼ?
ただ、やっぱり日本人が受けたBCGワクチン接種がどのように作用して効果があるのかのメカニズムを知る必要があるのが気になって動画を見ていたのですが、あるお医者さんの説明が分かりやすかったです。以下
説明を引用(以下)
BCG-弱毒性結核菌ワクチン
リンパ節の細胞の中で冬眠して生き続ける。
↓
ナチュラルキラー細胞とマクロファージを活性化している。
結核菌が肺に吸入された時に腕の付け根の脇の下でメモリーにされていて、それが発動するようです。
結果的に重症結核にならなくて済むようです。
BCGワクチンとツベルクリン検査と反応
コロナ死亡率とBCGワクチン接種政策の関連グラフで見ると臨床試験が行われるほど関連性を見せるのはと誰もが思いたくなるのが不思議ではないようです。
上記の動画で面白かったのが、子供の頃に打ってもらったBCGワクチン打った人が大人になってツベルクリン検査の免疫反応が増強されるブースター効果が起こるということです。
というのが、だいぶ前に私は医療機関に出入りするので予防接種を受けたのですが、ツベルクリン検査で陽性になりました。
40代の後半でしたから、子供の頃にBCGワクチン接種をしてから軽く15年以上は立っているのですが、25mmとばっちり陽性反応が出て、マギル大学の胸部研究所で胸部レントゲンを撮る羽目になりました。
動画の医師は60代で一回のツベルクリン検査で20mmと出て、思い起こすと医療現場で結核患者から曝露しているはずだと言っていました。
もしかしたら、私もBCGワクチン接種した後に誰かから曝露された可能性があるかもしれません。
いずれにしても、マギル大学の医者にレントゲン結果と健康状態の問診があり、特に異常はなく結核を発症しているわけではないとのことです。
これが60歳を超えたあたりにツベルクリン検査を行って陰性になったならば、免疫が落ちたということが確認できるかもしれないので、7年前にツベルクリン検査をして良かったかと思っています。
複十字健診センター 看護科 kan@jata-miyagi.org 健康相談所 興生館 看護科 kokan@jata-miyagi.org 結核菌感染の有無を知る一つの検査法です。 ただし、結核菌に感染したか、類似の非結核性抗酸菌に感染したか、BCG接種の影響であるかの区別は、ツベルクリン反応だけでは判断できません。 ツベルクリンのなかみは? ...